長いウェブページや電子書籍をiPhoneで読む際、指でずっと画面をスクロールし続けるのは面倒です。
iPhoneの「ショートカット」アプリを使えば、自動スクロールが可能になり、ハンズフリーで読書を楽しめます。
たとえば就寝前や手がふさがっているときには、ページを固定したまま自動でスクロールでき、読書がより快適になります。
この記事では、自動スクロールショートカットの設定方法や使い方、その他の便利な方法を詳しく紹介します。
iPhoneで自動スクロールを実現するショートカットとは
iPhoneの「ショートカット」アプリは、複数の操作を連携して自動化できる機能です。
ウェブページや電子書籍を読む際に、このショートカットを使ってページを自動的にスクロールさせることができます。
「Safari Auto Scroll」や「Tilt Scroll」といったショートカットを利用すれば、画面に触れずに半ば動画のようにページをゆっくり移動させることが可能です。
ショートカットアプリと「Safari Auto Scroll」
iPhoneのショートカットアプリには、他者が作成した便利な機能がライブラリとして公開されています。
中でも「Safari Auto Scroll」は、Safariで表示中のページを指定した速度で自動的にスクロールしてくれるショートカットです。
このショートカットをSafariの共有メニューから呼び出すと、記事やブログ、電子書籍を両手を使わずに読むことができます。
傾きで操作する「Tilt Scroll」
iOS12以降では、「Tilt Scroll」と呼ばれるショートカットも利用できます。
このショートカットを起動すると、iPhoneを傾けるだけでSafariのページが自動でスクロールします。
傾ける角度に応じてスクロール速度が変わり、90度に近づくほど速いスクロールが可能です。
スクロールを止めたいときは、デバイスを水平に戻すかページをリロードすると解除できます。
ショートカットでSafariを自動スクロールする方法

ここからは、自動スクロールショートカットの具体的な設定・実行手順を解説します。
まずは「Safari Auto Scroll」ショートカットをiPhoneに追加するところから始めましょう。
ショートカットのダウンロード方法
「Safari Auto Scroll」は、RoutineHubなどの外部サイトで公開されているショートカットです。
iPhoneからアクセスして画面の案内に従い「Get Shortcut」(ショートカットを入手)をタップすれば追加できます。
この際、「設定>ショートカット」で「信頼されていないショートカットを許可」をオンにしておきましょう。
ショートカットを有効化する
ショートカットアプリに追加後、設定が完了したことを確認しましょう。
必要に応じてショートカットアプリを起動し、「Safari Auto Scroll」がライブラリに表示されているかチェックします。
これで自動スクロール用のショートカットが利用できる状態になりました。
Safariでショートカットを実行
Safariで自動スクロールしたいページを開き、下部の共有ボタンをタップします。
共有メニューにある「ショートカット」アイコンを選択し、「Safari Auto Scroll」をタップしましょう。
初回実行時はアクセス許可が求められるので「許可」を押します。
その後、スクロール速度をリストから選択すれば自動でページが移動します。
操作手順は以下のとおりです:
- Safariを開き、自動スクロールしたいWebページにアクセスします。
- 画面下部の共有ボタンをタップします。
- 共有メニューで「ショートカット」アイコンを選択し、「Safari Auto Scroll」をタップします。
- 表示されたスクロール速度リストから速度を選択すると自動でスクロールが始まります。
スクロール速度の選択と停止方法
ショートカット実行後、数ミリ秒単位の速度リストが表示されます。
記事読解には20~30ミリ秒程度が目安で、縦スクロールマンガや高速読みには5ミリ秒以下を選ぶと良いでしょう。
スクロール中に一度画面上端をタップすると停止します。また、閲覧後はページをリロードするとショートカットが終了します。
ショートカット以外の自動スクロール方法

ここまでiPhoneのショートカットを利用した自動スクロールを紹介しましたが、他の方法でも似た効果が得られます。
以下では標準機能やアプリを使った代替手段をご説明します。
スイッチコントロールによる自動スクロール
iPhoneのアクセシビリティ機能「スイッチコントロール」でも自動スクロールが可能です。
スイッチコントロールは画面上の項目を自動的にハイライトしてくれるため、特定のスイッチに「次へ移動」や「選択」を割り当てれば、ページスクロールの動作を繰り返すレシピを作成できます。
この方法なら標準機能で自動化できますが、他の作業と並行して裏で動かすことは難しい点に注意が必要です。
AssistiveTouchでカスタムジェスチャ
AssistiveTouchの「カスタムジェスチャ」を使えば、自動スクロールも実現できます。
たとえばAssistiveTouchで下向きスワイプのジェスチャを作成し、それをダブルタップや三本指タップなどの操作に登録すれば、同様のスクロール動作を代替できます。
ただし、この方法も完全自動ではなく、ある程度の操作が必要です。
自動スクロールアプリ
App Storeには自動スクロール機能を備えたサードパーティ製アプリもあります。
「AutoScroll | Web」「AutoScrollエディション」など、ワンタップでウェブページやPDFを滑らかにスクロールできるアプリが提供されています。
それぞれ速度調整や一時停止機能を持ち、バックグラウンドには至らないものの、短時間の読書には便利です。
ブックマークレットでの自動スクロール
Safariのブックマーク機能を使い、JavaScriptコードを埋め込んだ「ブックマークレット」を作成する方法もあります。
既存の自動スクロール用ブックマークレットを登録しておけば、共有メニューではなくお気に入りから実行してWebページを自動でスクロールできます。
専門的な設定が必要ですが、ショートカットと同様に手軽に導入できる手法です。
主な方法の比較
以下は自動スクロールの主要な方法の特徴をまとめた表です。それぞれの導入のしやすさや制限を比較できます。
| 方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| Safari Auto Scrollショートカット | 導入が簡単で速度調整可能 | Safariのみ対応、初回設定が必要 |
| Tilt Scrollショートカット | iPhoneを傾けるだけで操作可能 | 持ち方や環境によって使いにくい場合も |
| スイッチコントロール | OS標準機能で完全無料 | 設定が複雑で手間がかかる |
| AssistiveTouch | カスタムジェスチャで自動化可能 | 完全自動ではなく操作が必要 |
| 自動スクロールアプリ | 専用UIで使いやすい | 有料版や広告がある場合が多い |
まとめ
iPhoneではアクセシビリティ機能だけでなく、ショートカットアプリや専用アプリを使って自動スクロールが行えます。
最新のiOS環境であれば、紹介した「Safari Auto Scroll」ショートカットを利用するのが手軽で効果的です。
自動スクロールを活用すると、スマホを持ちながらの読書や作業の合間の情報収集がぐっと楽になります。
特に寝転がっての閲覧や、手が離せない時など、時間を有効に使いたい場面で便利な機能です。
ぜひ上記の方法を試して、自分に合った自動スクロール環境を実現してみてください。
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